持病のある方の診療のための取り組み

持病のある方の診察

歯周病やインプラントなどの歯科治療を行うにあたって、全身の病気が治療方針や治療内容に大きく関わってくるケースがあります。そのため、当院では持病のある方も適切に診療できるように以下のような取り組みを行っています。

持病のある方を診療するための取り組み

各分野の医師、医療機関と連携しています。

内科
・吉田内科クリニック

皮膚科
・相原皮膚科

病院関係
・町田市民病院
・東京医科歯科大学付属病院
・相模原協同病院
・神奈川県立がんセンター
・聖マリアンナ医科大学病院

歯科用CT完備、血液検査、細菌検査の実施
歯科用CTを導入しておりますので、肉眼だけでは難しい高い精度での診断をすることが可能です。また化学療法も実施しており、血液検査や細菌検査などを行っています。

歯周病と他の病気との関連とは

歯周病は身体の病気と関係が深い為、内科的な知識も必要とします。下記に示す疾患に罹患している場合には、歯科治療にも考慮が必要です。歯周病によって全身の病気のリスクが高まります。

考慮すべき全身疾患の一覧

肺炎・誤嚥性肺炎・気管支炎など
歯周病を放置しておくと呼吸器系疾患にかかりやすくなる可能性があります。
一般に煙草を吸う人、高齢者、あるいは身体の免疫系が抑制されている人は、肺炎、気管支炎、肺気腫、慢性閉塞性疾患などの呼吸器系の疾患にかかりやすいことが知られています。
また、嚥下障害のある方は誤嚥性肺炎の原因にもなると報告されています。

心筋梗塞・動脈硬化
歯周病があると循環器疾患に対するリスクが高くなり、心筋梗塞等を起こす可能性が高くなります。最近の研究から細菌性の感染症である歯周病にかかっていると心疾患に対するリスクが高くなることが分かってきました。

さらに歯周病でない人にくらべて、致命的な心臓発作を起こす危険が、およそ3倍にもなることが報告されています。
歯周病の細菌が炎症を起している歯肉から血中に入り血流にのって全身に散らばり、血管の内側に張り付き、小さな塊となって動脈をつまらせるのではないかと考えられています。また、歯周病を原因とする炎症によって、心臓の動脈の内部に脂肪性の沈殿物が堆積することが考えられます。

糖尿病
歯周病と糖尿病との間には密接な関係があります。糖尿病の患者さんは、歯周病になりやすく、悪化させる事が多いということが分かっています。血糖値が高くなると傷が治りにくいことや、唾液が出にくくなることが関係しています。その為、歯周病は糖尿病の第6の合併症と言われています。歯周病を起こす歯周病原菌が血液中に入ることがきっかけとなり、血糖値を下げるインスリン(ホルモンの一種)の働きを邪魔する物質が体内で増えると考えられるのです。

歯周病をほうっておくと、糖尿病になる危険性があります。糖尿病予備軍の人や、すでに糖尿病の人は歯周病の治療をしないとますます糖尿病が悪化してしまう危険性があると言えます。

早産・低体重児
歯周病を放置したまま妊娠すると早産、低体重児出産の危険があります。低体重児早産の危険因子としては母親の喫煙、飲酒、感染などが知られています。
歯周病にかかっている妊婦は、早産で体重が低い赤ちゃんを生むリスクが7倍も高くなっています。
歯周病は感染症のひとつであり、 妊娠している母親は、充分な注意が必要です。

皮膚病(掌蹠膿疱症、尋常性乾癬、金属アレルギー、アトピー性皮膚炎)
難治性の皮膚疾患に歯周病との関連が報告されています。顎の骨の中に病巣を形成した歯周病の場合、症状が慢性化し、その結果皮膚炎を生じる事があります。難治性の皮膚症状がある場合は顎骨の精査が必要です。顎骨内の精査には当院設備のような歯科用CTが必要です。

鼻づまり・副鼻腔炎
上顎の奥歯の根は副鼻腔炎(鼻)と極めて近い位置にあります。同部の歯の歯周病が原因で鼻づまり、蓄膿を生じる事が知られています。

持病のある方は当院にご相談下さい

当院は持病のある方に適切な診療をご提供できるように取り組みを行っている歯科医院です。歯周病治療などをご検討の際には、ぜひ一度当院にご相談をしてみて下さい。

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