金属アレルギー治療(メタルフリー治療)

▽金属アレルギーの症状でお悩みの方へ
金属アレルギー治療

歯科治療で詰め物などを入れてから体調がすぐれないという方や舌がピリピリとする症状のある方、口内の荒れやアトピー性皮膚炎・湿疹などの症状がなかなか治らないといった方は、歯科での金属アレルギー治療が有効な可能性があります。

歯科治療のなかでは、銀歯を始めとして口内の治療に金属が使用される場面が多く、その金属が長い時間をかけてお口の中に溶け出すことで口内の炎症や全身疾患など金属アレルギーの症状につながってしまっているというケースが少なくないのです。

なかでも、保険診療の歯の詰め物・被せ物には金属が含まれているケースが多く、金銀パラジウム合金(銀歯など)、ニッケルクロム合金、アマルガム、銀合金などのアレルギーが起こりやすい金属が使用されている場合には、金属の除去や素材の交換などをさせていただくことで現在の症状が改善する場合がございます。

▽金属アレルギーの治療の流れ

1.問診、口腔内検査
まずは、症状に関する詳しい問診や現在のお口の状況を診させていただくことにより、金属アレルギーの可能性が高いかどうか、また口内にどのような金属があるのかを目視で確認いたします。

2.パッチテストなどによるアレルゲンの特定
パッチテストは、アレルギーの疑いがある材料を肌に貼り付けて反応を確かめる検査です。この検査を通して、金属アレルギーの原因となるアレルゲンを特定します。

3.金属除去、交換治療
検査により特定した金属を、口内から除去するための治療(メタルフリー治療)を行います。詰め物や被せ物などの素材を交換する場合は、コンポジット・レジンやセラミックなど金属でない素材を使用いたします。

5.経過観察、再発防止
アレルゲンとなる金属を除去した後は、経過観察と再発防止のアフターケアとなります。金属除去後もすぐに治るわけではなく、数ヶ月から1年程度の時間をかけて徐々に症状が改善していきますので、焦らずに治療を続けることが大切です。

▽メタルフリー治療の素材について

金属の除去にあたり、保険適用内で使用できるコンポジットレジンという素材は、費用が安くすむものの、強度が弱く変色するという点がデメリットとなります。

一方、オールセラミックという素材は、自由診療のため費用は高くなるものの、見た目の美しさや長く使えることがメリットとなります。

比較項目 コンポジットレジン オールセラミック
医療費負担 3割負担 全額負担
素材の強度 強度が弱く、欠けることがある 強度が強く、10年単位で長持ちする
色・形 使用中に変色しやすい 自然な色合いや形に調整でき、変色もしにくい
保険診療・自由診療 保険診療(費用が安い) 自由診療(費用が高い)
お電話でご予約の方
050-5243-8531
受付9:00〜18:00(月/火/日 休診)

ページ上部へ戻る