重度歯周病の治療方法・治療事例・料金

極力抜かない歯周病治療

歯周病になる原因と進行
「最近、歯がぐらつく
「治療内容や費用について、セカンドオピニオンが欲しい
「歯周病治療をしたが、口内の状況が改善しない
「歯周病治療を検討しているが、どこに相談すればいいか分からない…

上記に当てはまる方、ぜひ一度、町田NI歯科にご相談下さい。

重度歯周病の治療方針

重度歯周病治療において「使える歯を極力抜かない」「できうる限り歯の機能を回復する」「対処療法ではない、根本原因からの治療」「全身疾患まで考慮した予後・予測治療」などを治療の方針としてご対応させていただいております。(実際の治療事例については、ページ下部に掲載をしております)

当院の重度歯周病治療の方針

1.使える歯は極力抜かない(非抜歯治療)
歯周病罹患歯も機能歯、咬合における重要歯は保存します。

2.倒れている、曲がっている歯もプチ矯正で使える状態へ(機能回復治療)
歯や顎にかかる負担や悪影響(力学的為害作用)もコントロールします。

3.お薬でのコントロール(抗菌化学療法、歯周内科治療)
歯周病を細菌感染症として扱い、適宜必要な化学療法を実施します。

4.歯周病1歯単位ではない、口の機能を守る治療(総合歯周治療)
義歯、インプラントといった歯周に悪影響を及ぼす可能性があるもの(為害性素因)の評価、治療をします。

5.心臓、糖尿などの病気にも対応(全身治療)
全身疾患への影響を考慮した予後予測による治療をします。

歯周病の原因と治療アプローチ

歯周病にかかる原因は、歯周病菌という【病原菌】が歯へ付着することによるものです。また、歯周病が進行する原因は、【病原菌】と【負荷】(歯にかかる力や負担)に、自らの【抵抗力】(病原菌などに耐える力)が負ける為です。

歯磨きやクリーニングにより細菌の量を減らすことや、汚染した組織ごと外科的に除去することによって、【病原菌】を減らすことや除去することは重要ではありますが、【負荷】【抵抗力】の2点についても、適切にコントロールをしていく必要があります。

歯周病の治療方法として、【負荷】を軽減するための咬合・補綴治療、【抵抗力】を高めるための化学療法、心臓病や糖尿病などの全身疾患を考慮した治療など、歯周病に関わる複数の治療分野を視野に入れて歯周病治療に取り組むことが大切です。

歯周病の主な症状

歯周病とは
歯周病とは、歯を支える粘膜(歯肉・歯茎)と骨(歯槽骨)に生じる病気です。歯肉、歯槽骨が歯周病に罹ることで、以下の症状を呈するようになります。

歯肉、歯槽骨に生じる症状
歯肉:腫れる、血が出る、膿が出る、薄くなる、なくなる、時に痛くなる
歯槽骨:腐る、薄くなる、なくなる、時に痛くなる

歯肉、歯槽骨は歯周病で「なくなる」「薄くなる」ことで、歯を支える能力を徐々に奪われます。その結果、歯には以下の症状を呈するようになります。

歯に生じる症状
:揺れる、抜ける、時に痛くなる

また、歯が揺れ、歯ぐきから膿が出る、出血する状態になることで、お口全体には以下の症状があらわれるようになります。

お口に生じる症状
お口:臭い、噛めない

これらの症状が進行した結果、重度な歯周病となり、社会生活上に不都合が生じることがあります。

重度歯周病による生活上の問題

1.スメルハラスメント
歯周病の匂いは、腐った臭い、血生臭いといった、不快なものです。
また、自分が発している臭いは自分では気づかないケースも多く、知らず知らずのうちに不快臭を周囲に撒き散らしてしまい、周囲とのコミュニケーションに問題が出るといった可能性があります。

2.食事制限
歯周病の方は噛む力が弱くなっていくため、硬いもの、噛み切る必要のあるものを食べづらくなります。

硬い食品;お肉
噛み切る食品;野菜、鶏肉、貝類

こう言った食品が段々と食べづらくなってしまいますので、食べたいものが食べられない、栄養が偏るといった可能性も出てきます。

3.見た目の印象が悪くなる
歯周病にかかった歯は歯並びも悪くなりやすく、見た目の印象も悪くなってしまいます。
歯周病に共通して言える見た目の悪化は歯が伸びる(歯肉が下がる)と言ったものです。

重度歯周病治療の流れ

『検査⇨診断⇨計画立案⇨実施⇨口腔環境維持プログラム』という一連の流れで行われています。
現状問題となっている部位を明確にし、歯周病を悪化させる要素を排除したのちに、回復軌道に乗せるための治療を行っていきます。また、歯周病は治すものではなく管理するものとの概念を持っていただき、病状が安定したら、口腔環境維持プログラムを実施していただきます。

1.歯周病検査

病状を正しく診断するために、下記のような検査を行っています。

1.歯科用CTによる骨吸収の診断
当院では、より正確な診断をするために歯科用CTを使用しています。通常のレントゲンでは2次元の平面情報ですが、歯科用CTによって見えない部分まで立体的に情報を得ることできます。また、3次元解析ソフトを利用し、より正確に診断をすることができます。

2.遺伝子診断に用いられるPCR法によって細菌叢(バクテリアフローラ)の確認
以下に挙げるような歯周病菌の中で、感染している可能性のある菌種を遺伝子検査にて評価します。

●Treponema denticola (トレポネーマ・デンティコーラ)
●Porphyromonas gingivalis (ポルフィノモナス・ジンジバリス)
●Tannerella forsythus (タンネレラ・ファーサイシア)
●Aggregatibacter actinomycetemcomitans (アグリゲイトバクター・アクチノマイセテムコミタンス)
●Prevoterlla intermedia (プレヴォテーラ・インターメディア)
●Fusobacterium nucleatum (フソバクテリウム・ヌクレアタム)

といった悪性度の高い歯周病菌のフローラを評価します。罹患している菌種によっては進行速度も早い為、予後を予測した歯周治療を行う上で重要な検査になります。

3.歯周ポケット検査
各歯の周囲6ヶ所の深さを測定し、その際に歯肉出血、歯の動揺度、プラーク付着度を同時に診断し、口腔内の状態を正確に把握します。ポケットの深さにより歯周病の進行度を評価することが可能です。また、歯の動揺度検査により、咬合力(噛み合わせ)の影響を評価します。

4.噛み合わせ検査
生体にとって、有害な咬合位(噛み合わせ)は歯周病にとっても有害な力が歯牙に加わります。咬み合わせの評価を行うことにより、現在の咬合位と最良の咬合位との乖離度を診査することができます。

2.歯周病要因を可視化

治療方針や治療内容を検討する上では、正確な診断が重要となります。歯周病レーダーチャート(PRC)によって歯周病の要因を可視化することで、全体として病状をとらえやすくなります。

1.歯周病レーダーチャート(PRC)
歯周病の成因は多種多様で特定かつ単一の原因で病気になるわけではありません。また、歯周病の進行も細菌に対する抵抗力、骨の再生能力と歯にかかる力の影響を受けます。当院では原因となりうる要素を診断します。

歯周病レーダーチャート(PRC)は、以下の項目で評点をつけ、歯周病の成因から治療の優先度を判定するものです。

①口腔衛生に関する行動 病原菌のコントロールをする上で最も重要かつ計画の根幹
②歯周病に対する正しい知識 病原菌・負荷・抵抗力の3要因に関与します。生活習慣病たる所以です。
③出血、深部ポケットの有無 病原菌の繁殖度を示します。
④唾液 病原菌、免疫(抵抗力)に影響します。
⑤家族歴 免疫(抵抗力)の評価に用います。
⑥歯周病関連の全身疾患 抵抗力の根幹、予後にも影響し長期計画にも影響します。
⑦義歯等の使用とその適合 負荷、抵抗力に影響します。使用と適合は予後に影響します。
⑧臼歯部の対向の有無 負荷、抵抗力、他の歯の予後に影響、咀嚼、栄養、体力に影響します。
⑨食物形態 抵抗力、病原菌、不適切な食事は抵抗力を下げ、歯周病の治癒に影響します。
⑩前歯部の適切な咬合 負荷、抵抗力 、他の歯、顎関節の予後に影響します。
⑪外傷性咬合の有無 負荷に影響します。
⑫歯牙の動揺度 負荷に影響します。

歯周病レーダーチャート歯周病スコアリング

例)診断結果の例
この症例の場合、①②③④⑨⑫の項目で点数が低くなっています。この得点率に問題のある項目が改善を必要とする項目になります。

(総合診断)
①:口腔衛生に対する不十分な行動(病原菌)
②:歯周病についての知識不足(病原菌)
③:重度歯周病歯の存在(病原菌)
④:唾液に問題がある(抵抗力・免疫)
⑨:歯が揺れているのに固いものを無理して摂取している(負荷)
⑫:歯が揺れている(負荷)

以上より
「知識と行動が不十分なために歯周病に罹患し、適切な力のコントロールがされていないために重度の歯周病を発症している」また「唾液の性状が悪く、悪化しやすいタイプ」
という診断結果に対して改善をするための治療を開始することになります。病状が安定したら、口腔環境維持プログラムを実施していただきます。

2.歯周病になる原因と進行度
歯周病に罹患し、歯周病が進行していく条件は、次のようなイメージとなります。

歯周病になる原因と進行
歯周病は、歯周病の原因(本体)である病原菌が歯の周囲に付着し、相当量定着することで、罹患します。さらに、その歯に負荷がかかればかかるほど進行し、個々人の抵抗力が高いほど進行が抑制されます。

そのため、歯周病の進行を抑えるには、病原菌を減らす負荷を減らす免疫力を高めるという3つの観点から取り組んでいく必要があります。

3.適切な治療計画の立案

症例毎に導き出される適切な治療計画
歯周病の成因と進行の原因を一つ一つ解決していくことが治療の根幹になります。噛み合わせが同じ人は一人としていません。繁殖している歯周病菌の種類も性質が全く同じと言う人は一人としていません。お身体の状態が同じと言う人も一人としていません。
全く同じ成因の歯周病はなく、成因が違えば方針も異なります
残っている本数、罹患している細菌の性質、ご自身の全身疾患などを加味し、歯周病の診断結果から、治療計画を立てます。
重要なことは、歯周病の発生、進行の原因比率が個々人で異なるため、症例毎に最適な治療計画を立案する必要があるという点です。

また、歯を磨かなければ、細菌の数は増えます。【病原菌】が一生一定と言うことはありません。

つまり、歯周病の成因である、【病原菌】【負荷】【抵抗力】は変動をします。
歯周病は治療をしても、再燃(炎)と消炎を繰り返す病気といわれる理由です。より安定した状態を歯周病安定期と呼び、安定している期間が長くなるほど、歯を失うリスクが軽減され、最後まで自分の歯で食べられるようになります。

歯周病安定期の時間を長くする為には、様々な治療法、アプローチ方法の中からその時々に応じた治療を実施することが大切です。

当院では、歯周外科療法、歯周組織再生療法の他に、下記のような歯周病治療も行っています。

3.当院の主な歯周病治療法のご紹介

①除菌療法⇨お薬でのコントロール
歯周病は細菌感染症ですので、適宜で化学療法を実施します。
菌血症への対策、耐性菌の発生リスクを軽減するには、時として薬剤投与も必要な為、抗菌化学療法を実施しています。

例)3DS(スリーディーエス)除菌療法の実施

【病原菌】の抑制ができていない方は、歯周病予防の3DS治療をお勧めしています。
虫歯菌、歯周病菌は唾液を介して相手に感染するという性質もありますので、パートナーがいる方や小さいお子様がいる方などには、パートナーと一緒に治療を行うことをご検討下さい。

②非抜歯治療⇨使える歯は極力抜かない
歯周病罹患歯も機能歯、咬合における重要歯は保存しています。

歯周病にかかっている歯でも重要な役割を果たしている歯牙があります。特に、入れ歯を支える歯、顎の骨の吸収を防いでいる歯など、その歯の役割を鑑みる必要があります。また、状態が悪い歯牙も抜歯をしない方法が存在するというケースがあります。必要と判断した場合には、歯周病の知識に限らず、歯牙を保存する手段を講じています。

例)根面キャップ、アタッチメントないし、そのための歯周外科の実施

咬み合わせが悪い方や、歯や顎に余計な負担がかかっている方に向けた治療方法です。

残っている歯の数が少なくなってきているケース、硬いものが好きな方、すれ違い咬合の方などのケースでご検討いただいております。

③総合診断⇨歯周病1歯単位ではない、お口全体の機能を回復する治療
義歯、インプラントといった為害性素因の評価、治療をします。

例)セカンドオピニオン外来の実施

歯周病が悪化している方、どんどん歯の数が減っている方、日に日に噛めなくなっている方など現在の治療に不安がある方、機能低下進行していると自覚がある方にセカンドオピニオンの受診をお勧めしています。

④Revival(復活)治療⇨抜歯の診断を受けた歯の治療
抜歯の診断を受けた歯を、抜かずに治療することが可能な場合もあります。

例)歯周補綴、歯周外科、再生療法

⑤Health Supportive Periodontitis治療(健康支持型歯周病治療)
⇨心臓病、糖尿病の病気にも対応

全身疾患への影響を考慮した予後予測による治療をします。

歯周病はお身体の病気と密接な関係があります。たとえば、当院では狭心症、糖尿病といった歯周病と関連の深い持病がある方に対して、持病に配慮した歯周病の治療をご提案させていただいております。*当院で持病のある方を診察するために取り組んでいることや歯周病と他の病気との関連性などについては、当院HPの「持病のある方を診察するための取り組み」をご覧ください。

お電話でご予約の方
050-5243-8531
受付9:00〜18:00(月/火/日 休診)

重度歯周病の治療例・診断例

例)除菌療法

3DS(スリーディーエス)除菌療法の実施
3DSとは、2000年に国立感染症研究所の花田信弘(現鶴見大学)等によって開発された、Dental Drug Delivery System(デンタル・ドラッグ・デリバリー・システム)の略です。
薬剤を局所応用することで、多様なアプローチが可能になります。

トレー(マウスピース)に薬剤を入れて装着し短期的に疾患リスクを取り除き、化学的に菌を減少させる口腔内除菌法です。
細菌は目に見えません。歯並びの悪い方は、歯ブラシはもちろん、歯科医院でのお口のクリーニングだけでは、取りきれていない細菌が数多くいます。

3DSによる治療は病原菌を取り除くだけでなく、プラーク(歯垢)の定着を集中的に抑えます。手法の詳細については、以下の論文に記載があります。

75歳自立高齢者におけるう蝕原因菌と歯周病, 根面う蝕との関係
早乙女裕彦1), 植松宏1), 泉福英信2), 多田章夫3), 花田信弘4), 葭原明弘5), 宮崎秀夫5)
1)東京医科歯科大学高齢者歯科学分野, 2)国立感染症研究所細菌第一部第六室, 3)千葉市健康企画課, 4)国立保健医療科学院口腔保健部, 5)新潟大院・口腔健康科学講座
口腔病学会雑誌73(1):148 -149 2006

虫歯菌、歯周病菌は唾液を介して相手に感染するという性質もありますので、パートナーがいる方や小さいお子様がいる方などには、パートナーと一緒に治療を行うことをご検討いただければと思います。

歯周病・除菌療法・3DS

例)非抜歯治療

ミニインプラントと矯正治療による智歯(親知らず)の有効利用症例

親知らずは歯周病、虫歯にもかかりやすく抜歯の診断となることが通例です。
智歯は最後に生えてくる為、他の部位が保存不可能の場合には他の部位の代わりとして機能させられることがあります。

歯周病治療におけるミニインプラントと矯正治療による智歯(親知らず)の有効利用症例

[総合歯周病診断]
既に右下歯牙(第2大臼歯)を喪失している。親知らずの抜去をするよりも、動かして利用することで、喪失した第2大臼歯の代わりを果たすことができ、推奨される。
移動距離を考えると、ミニインプラントを利用しなければ十分な配列が困難。

ミニインプラントと矯正学の応用で、抜歯の診断を受けた親知らずもミニインプラントにて牽引し、最後方歯牙として植立しています。

例)歯周外科療法

他院で下の前歯部全抜歯(計6本)の診断
セカンドオピニオン外来来院
外科的加療と3DSの実施により、1歯のみの抜歯で安定化した症例

外科的加療と3DSの実施

事例の解説
黄色の□部分の前歯6本抜歯の診断を他院で受けていらっしゃいました。糖尿病、狭心症、エリキュース(血をサラサラにする薬)を服用している方の事例です。患者さんからは、抜きたくないので他に方法がないかというご相談を受けました。

・上顎は前歯3本しか残存していない。同部の前歯でよく咀嚼している。
・患者は疼痛を感じていない、歯茎の高さがあるため、歯周病の自覚がない。
・歯肉出血、歯の揺れ、悪臭(スメルハラスメント)があり、家族からも指摘されて、お困りで来院されました。

上の写真のように、前歯が噛んだ状態で、右の奥歯は噛んでいません。つまり、かみ合わせに大きな問題があります。これは、上顎の入れ歯の設計の問題で奥歯が噛まず、前歯に大きな負担がかかっており、下の前歯が負ける形で歯周病が進行してしまった症例と言えます。以下が今回の事例の歯周病レーダーチャートとなります。全項目で改善が必要な状態となっています。

歯周病レーダーチャート

[総合歯周病治療計画]
・重度歯周病に対して、歯周外科療法を応用する
・手術は心筋梗塞、脳梗塞予防の為にエリキュースは服用下で行う
・エリキュース服用下での処置のため入院対応とする
・手術後の一時的動揺に対応するため金属線で補強した固定を用いる
・CT画像と実見から要抜歯部位は術中に決める
・手術前から歯周病に関する知識を患者さんに共有してもらう
・入れ歯は手術後の治癒期間中を利用して速やかに新製を行う
・術後の一時的な歯の動揺が収まり次第、ブリッジ歯周補綴を行う
・3DS除菌療法を応用する
・全体でかむ力を受け止められる剛性の高い金属性の義歯を最終的に製作する
*手術後1年半、最終義歯の製作前。再発もなし、食べにくい食事なし、術後の体調の変化なし、悪臭なし。

歯周病前歯部の抜歯により咀嚼障害が発生するリスクが高い、エリキュースを休薬すると心筋梗塞を発生する事例がある、歯周外科後は一時的に歯が動揺するため固定とかみ合わせのコントロールの技術がいる、治療期間を本人が乗り越える為の支持療法・保健指導が必要、術後の入れ歯は残存歯に簡単な症例になる等々、薬、身体の病気、入れ歯、かみ合わせなどが必要となるケースでした。

重度歯周病治療の費用について

当院では、以下の患者さんの治療にも取り組んでおります。
 1.全身疾患がある方(高血圧・高脂血症・糖尿病・骨粗鬆症・癌などの病気がある方)
 2.歯周病以外の口腔内疾患がある方(入れ歯を使用、歯並びが悪い、かみ合わせが悪い、口腔乾燥症、舌痛症などの病気がある方)

「歯ぐきがムズムズする」「歯が揺れる」「歯ぐきから血が出る」「歯ぐきが腫れている」といった症状がある方は、この機会に、ご自身の病状を確認するため検査を一度ご検討下さい。

当院の重度歯周病治療の費用は、
「検査⇨診断⇨計画立案⇨実施⇨口腔環境維持プログラム」の各項で以下の通りです。治療を受ける際の参考にしてください。

歯周病検査にかかる費用

歯周病CT検査 10,000円(保険適応にできる場合もあります)
歯周病細菌検査 10,000円
歯周ポケット検査 10,000円(保険適応にできる場合もあります)
かみ合わせ検査 10,000円
診断用模型製作料 20,000円

総合診断にかかる費用

診断料 20,000円(治療を受ける方は実施にかかる費用に含まれます)
PRC診断費用(歯周病レーダーチャート診断) 1回5,000円

計画立案にかかる費用

当院で治療を受ける方 無料(治療を受ける方は実施にかかる費用に含まれます)
相談料 5,000円/30分(セカンドオピニオン目的の方、当院で治療を受けない方)

実施にかかる費用

【対病原菌】

3DS(PMTC含む) 40,000円
歯周外科手術 30,000円(1部位)

【対負荷】

一時固定・保定装置料 20,000円~(材料によります)
歯周・補綴総合治療費用 補綴治療費の項を参照してください。

【再生療法】

基本手術料+以下の材料費がかかります。

基本手術料 30,000円
材料費(エムドゲイン) 50,000円(1回)
材料費(GBR) 50,000円~
材料費(GTR) 50,000円~

*材料は滅菌、再利用はできません。単回使用のため一手術の際に必要な使用量が材料費になります。
*手術方法と顎骨・歯根のサイズに依るため、検査後の説明をよく受けるようにしてください

口腔環境維持プログラムに係る費用

以下は適宜状態によって別途費用が必要です。

基本維持プログラム費用 月5000円(保健指導・衛生用品・基本清掃を含む)
PRC費用 一回5,000円
3DS費用 40,000円

歯周病治療のよくあるご質問

歯周病に関するよくある質問

Q1.歯周病といわれました。痛くないのですが、本当でしょうか?
A.歯周病が原因で痛くなることはほとんどありません。歯周病とは、歯を支える粘膜(歯肉・歯茎)と骨(歯槽骨)に生じる病気で、症状が進行するまで痛みを感じにくいケースがほとんどです。そのため、歯周病が気になる方は歯科医院での定期的なチェックをご検討下さい。

Q2.歯周病は治りますか?
A.歯周病は治す病気ではなく管理をしていく病気です。生活習慣病の一つと言われていて、高血圧同様、予防も管理という意味での治療が可能です。大切なのは日常的なセルフケア(ブラッシング)と専門家により定期的に歯石を除去するなどのクリーニングを受けることです。

Q3.最近、歯が伸びた(歯肉が下がってきた)感じがします。歯周病でしょうか?
A.歯周病の可能性があります。歯周病は、歯の周囲の病。つまり、歯肉、顎の骨に影響を及ぼす病気です。結果的に、進行にともない、歯は伸びた様態を示します。歯周病以外の可能性としては、不適切なブラッシング、不良なかみ合わせ、歯ぎしりなどでも歯肉の低下は生じることがあります。

Q4.初めて受診します。どのように予約をとればいいのですか?
A. お電話かネット予約でご予約をお取りください。お電話でしたら、その際にどのような症状かをお話下さい。

Q5.初めてなのですが、近くに医院の目印となるものはありますか?
A. 町田109の商店街出入り口前のビル2階になります。隣にドトールコーヒーさんがあるため、そちらを目印にされている方も多いです。

Q6.歯科治療で他の患者さんの血液が感染するとニュースで見ました。大丈夫ですか?
A. 当医院は滅菌には細心の注意を払っています。患者さんに直接触れる器具は完全滅菌状態を保ち、コップ、手袋、注射針、注射液、メス、薬品を入れるカップなどは全て使い捨て、滅菌体制と院内感染の予防に努めています。

歯周病治療をご検討中の方へ

歯周病治療をご検討中の方へ

歯を抜かれたり、痛い治療じゃないか不安…」「高額な治療になってしまわないか不安…」「歯医者のスタッフはみんな忙しそうだから相談しづらい」とお悩みの方、まずは当院の医師にご相談してみませんか?

歯周病は、虫歯などに比べると痛みなどの自覚症状が少なく、実際に歯がぐらついたり、抜けたりするまで進行に気づかないことも少なくありません。「もしかして、歯周病かな?」と感じたらまずはご相談をいただければと思います。

当院では、ご相談の際に現在のお口の状況や生活習慣などを踏まえた上で、どういった治療プランが必要なのかについて、納得いくまでしっかりと話し合いながら一緒に創り上げていくことを大切にしています。また、治療の前には歯周病の治療にかかる費用治療期間などについてもしっかりとご説明をしています。

ご来院いただく皆様に、「あの時に相談をしに来て、本当に良かった!」と言っていただけるよう毎日診療を行っていますので、お口のことでお困りのことがあれば、遠慮せずにいつでもお気軽に、なんでもご相談をいただければと思います。

医院までの地図

医院は町田駅徒歩3分のアクセスしやすい場所にございます。ぜひお気軽にお越しください!

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