嚥下治療(むせる・飲み込みの治療)

嚥下障害の症状やリスク

嚥下障害・むせる・うまく飲み込みできない

▽嚥下障害ってなに?

嚥下(えんげ)というのは、食べ物を噛んでから飲み込むまでの一連の動作を指す言葉で、嚥下障害は食べ物をうまく噛んだり、飲み込んだりすることができない状態を指します。嚥下障害になると、食事が飲み込みやすい食べ物に偏ってしまったり、食事や水の摂取量が少なくなってしまったりするため、栄養不足脱水症につながってしまうという可能性があります。

また、食べ物が気管に入ってしまい、むせてしまうことを誤嚥(ごえん)といいますが、こちらも嚥下障害の主な症状の一つとなります。

嚥下障害の方には、主に以下のような症状や特徴があります。

●嚥下障害の症状や特徴

□最近、食べるとむせるようになった
□最近、食べるのが遅くなった
□食べ物が口からこぼれる
□食べ物を飲み込みにくいと感じるときがある
□食べ物がよく喉につかえる
□食べ物や水を飲み込む時に痛みがある
□食べ物を飲み込んだ後に、がらがら声やかすれた声になることがある
□食後によく痰が出る
□食べ物や胃液が逆流することがある

▽嚥下障害になる原因は?

嚥下障害になる主な原因は、下記の3つと言われています。原因ごとに適切な処置が変わってまいりますので、診察のなかで詳しく原因を特定していきます。

1.器官的原因
腫瘍や手術などで舌や喉などの飲み込む際に使用する器官が損傷しているケース

2.機能的原因
加齢や脳梗塞・脳卒中などに伴う筋肉や神経の衰えにより飲み込みことが困難になるケース

3.心理的原因
うつ病やストレス性の胃潰瘍など、精神的に落ち込んでしまって食欲不振になっているケース

▽嚥下治療の流れ

・嚥下障害の可能性を診断
診察時には、現在の症状や既往歴などを詳しくお伺いしたうえで、嚥下障害の可能性を判断します。嚥下障害と判断される場合には、その原因や嚥下機能の状態などについても詳しく確認をしていきます。

・各種テストで嚥下機能を評価
診察内容を踏まえて、嚥下機能を評価するため、唾液を反復して飲み込むテストや、水を飲んでむせや呼吸を評価するテスト聴診などを行っていきます。

・嚥下内視鏡などによる検査
誤嚥の有無や器官の損傷などを見るために、内視鏡などの機械を使った検査を行うこともあります。

・嚥下治療の実施
嚥下障害の原因や嚥下機能の程度・栄養状態などに応じて、適切な治療方法を検討し、丁寧にご説明したうえで治療を実施していきます。主な治療内容として、身体をほぐして誤嚥を少なくするためのストレッチや、口・喉の周りの筋肉を強化する訓練段階的な食事の指導食事時に気をつけたほうが良いポイントの指導などを行っていきます。

お電話でご予約の方
050-5243-8531
受付9:00〜18:00(月/火/日 休診)

嚥下治療に関するご質問

嚥下治療のよくある質問

Q1.初めて受診します。どのように予約をとればいいのですか?
A. お電話かネット予約でご予約をお取りください。お電話でしたら、その際にどのような症状かをお話下さい。

Q2.今日は保険証をもっていませんが、どうなりますか?
A. 一旦、治療費を全額(10割)負担していただきます。後日、保険証の確認ができましたら精算させていただきます。

Q3.初めてなのですが、近くに医院の目印となるものはありますか?
A. 町田109の商店街出入り口前のビル2階になります。隣にドトールコーヒーさんがあるため、そちらを目印にされている方も多いです。

Q4.初診でもその日に、処置をやってもらえますか?
A. 処置の程度にもよりますが、実施可能な範囲で行っています。

Q5.嚥下治療を始める前に治療内容や費用、治療にかかる期間などを教えてもらうことはできますか?
A. 当院では、嚥下治療前にカウンセリングを行い、事前に治療に関して丁寧にご説明をさせていただいておりますのでご安心下さい。

Q6.食後に胸やけがします
A. 胃腸障害によって生じているケースが多いですが、胃腸障害のそもそもの原因として、歯、入れ歯に問題があることがあります。飲み込み、胃腸、入れ歯、噛み合わせを総合的に診断、治療をお勧めします。

Q7.食事中に喉に引っかかりがあります。
A. 咽頭に食物が残っている可能性があります。また、腫瘍、嚢胞といった出来物が要因で、喉に食べ物が残るというケースもあります。内視鏡検査にて喉の状態を診断出来ますので、ご希望の方はご相談下さい。

Q8.食事中、食後に濁った声に変わります。
A. 声帯の上に食べ物がある時に生じる症状です。声帯は気管の入口にあります。こちらも、内視鏡検査にて喉の状態を診断することが可能です。

Q9.認知症の祖母が口の中に食べ物をためのみこみません。のどが悪いのでしょうか?
A. 認知症が進んでくるとお口の中に食べ物をためこみ飲み込まない事があります。これは、お口の中に入っている食べ物を食べ物と理解できなくなっていたり、食べたいと思っているのに飲み込めなくなっている状態です。医科とも連携し認知症の進行度合い、その他全身疾患を考慮して検査、診断、治療を致しますのでご相談下さい。

嚥下治療をご検討の方へ

嚥下治療をご検討中の方へ

最近、むせることが多くなった」「飲み込みがうまくできない」とお悩みの方、まずは当院の医師にご相談してみませんか?

まずは、気になる症状やお悩みをお聞かせいただいた上で、現在のお口の状況も診させていただき、必要な治療プランをご案内しています。ご来院いただく皆様に、「あの時に相談をしに来て、本当に良かった!」と言っていただけるよう毎日診療を行っていますので、お口のことでお困りのことがあれば、遠慮せずにいつでもお気軽に、なんでもご相談をいただければと思います。

医院までの地図

医院は町田駅徒歩3分のアクセスしやすい場所にございます。ぜひお気軽にお越しください!

町田NI歯科までの地図・アクセス

お電話でご予約の方
050-5243-8531
受付9:00〜18:00(月/火/日 休診)
ページ上部へ戻る