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コラム

  • 2017.8.27

入れ歯を金属の材質で作る5つのメリット、材質の比較など

保険の入れ歯と金属の入れ歯の違いは?

入れ歯を作る際に最も悩むのが、保険の入れ歯ですませるか、自由診療で金属の入れ歯を作るかというポイントです。保険の入れ歯は、安い金額・短い期間で作成できるというメリットがある一方で、作業工程や使用する素材が決まっており、使い心地の面や耐久性の面では不満を感じやすいというデメリットがあります。

一方、金属の入れ歯は、自由診療ということで費用や時間がかかってしまう(料金はこちら)というデメリットがある一方で、機能面では複数のメリットがあります。

この記事では、保険の入れ歯で感じやすいお悩みをご紹介しながら、金属の入れ歯を作った際のメリットについて、詳しく解説していきたいと思います。

メリット1.痛くない入れ歯ができる

痛くない金属の入れ歯

保険の入れ歯で、一番多い悩みが「入れ歯で咬むと痛い」という内容です。保険の入れ歯は、短期間で作成をしなければならないため、患者さんのお口にぴったりの入れ歯を作ることが難しく、ものを咬んだ際に入れ歯とお口の間に物が挟まったりして痛みが生じてしまうことが多いのです。

金属で入れ歯を作る際には、保険の入れ歯の倍以上の工数をかけて、お口にぴったりの入れ歯を作成することができるため、入れ歯でものを咬んだ際に痛みを感じることが少なくなるというメリットがあります。

メリット2.外れにくい入れ歯ができる

保険の入れ歯で、次に多い悩みが「入れ歯がよく外れてしまう」というものです。入れ歯は、唾液を介して吸盤のように顎などに張り付いているのですが、保険の入れ歯は顎や歯ぐきとの間にすき間ができやすく、吸着力が弱くなってしまい、外れやすくなってしまいます。

金属で入れ歯を作る場合は、お口の形に合った入れ歯に仕上げることができるので、入れ歯とお口の間のすき間がなくなり、外れにくくなるというメリットがあります。

メリット3.ご飯の味や温度を感じやすい

金属の入れ歯ならご飯がおいしくなる

保険の入れ歯をお使いの方から寄せられる3つ目のお悩みは、「ご飯が美味しく感じられない」というお悩みです。これは、主に咬む力の低下と上あごが覆われることで味や温度を感じにくくなるという2つの要因からくるものです。

まず1点目のよく咬むということに関しては、たとえばお米は咬めば咬むほど「マルトース」という甘い糖に分解され、おいしく感じることができるようになります。よく咬めるということはご飯をおいしく感じるためにとても大切なポイントなのです。入れ歯でものを咬む力(咬合力)は、歯が健全な状態で咬むときの力よりも20%~40%程度となります。若い頃に比べて固いものや咬み切りづらいものが食べにくくなるので、食べられる食材の範囲も狭まることになります。

2点目のポイントについては、保険の入れ歯はプラスチックで作られているので口内に温度が伝わりにくいということと、上あごには舌と同じように「味蕾(みらい)」という味を感じる器官があるのですが、入れ歯が上あごを覆う形となっているために味も感じにくくなってしまうことで起こる問題です。

金属で入れ歯を作ると、ものを咬む力が上がることに加えて、上あご部分が温度を伝えやすい金属となるので、熱いものを熱く、冷たいものを冷たく感じることができるようになり、ごはんもより一層おいしく感じることができるようになります。

また、食べる美味しさをさらに向上させたい方には、上あごの口蓋部分がメッシュ上になっているトルティッシュ義歯や、上あごの口蓋部分自体がない無口蓋義歯という入れ歯をオーダーメイドで製作することも可能です。

メリット4.鼻や口元のシワが少なくできる

歯がなくなってしまうと、歯によって支えられていた口の周りの筋肉が緩んでしまい、シワの原因となってしまいます。入れ歯を入れることで口元に張りを取り戻すことができるのですが、保険の入れ歯だと、お口元にぴったりな入れ歯や自然な見た目の入れ歯を作成するのに限界があります。

金属の入れ歯で作成する場合は、「顔全体の形、横顔の形、性別、年齢などを考慮した歯の形、並びとなっているか」「入れ歯をつけた状態で笑顔になった際に、リップラインがきれいな曲線を描いているか」「人工歯や歯ぐきにあたる部分の色合いが不自然ではないか」といったことを一つ一つチェックしながら作成をしていくので、納得のいくまで自然な口元に仕上げることが可能です

メリット5.長く使うことができる

金属の入れ歯は長持ちする

保険の入れ歯はプラスチックで作られているため、金属の入れ歯と比べると長期間使用することはできません。耐用年数は半年~数年程度と短くなってしまうため、何度も作り直すことが必要となってしまいます。

一方、金属の入れ歯はプラスチックの入れ歯に比べて強度が強く、お手入れやメンテナンスをしっかりと行っていけば、数十年にわたって使用することも可能です。自由診療ということで初期費用は高くなりますが、中長期で見ると金属の入れ歯のほうが実は費用が安く、使い心地も快適というケースも多いので、しっかりと検討をしたいポイントです。

材質ごとの特徴の比較表

入れ歯の材質として選ぶことができる金属とそのメリット・デメリットを以下にまとめましたので、ご検討の際にご参考頂ければと思います。

入れ歯の材質 メリット デメリット 利用シーン
プラスチック ・保険診療の基盤となる材料
・修正がしやすい
・短い期間で製作できる
・壊れやすく、長期間使用できない
・時間が経つと変色してくる
・厚さがあり口内の違和感が大きい
・しゃべりづらく、審美性が低い
・できるだけ入れ歯にお金をかけたくない方
・金属床の素材を決めかねている方
コバルトクロム ・金属のなかで最も安価に製作可能
・プラスチックの約3分の1の薄さにできる
・熱を通しやすい
・汚れにくい
・修理が困難な場合がある
・チタンに比べてやや重い
・口を開いたときに金属部分が見えることがある
・保険の入れ歯よりも快適な入れ歯をお求めの方
・金属アレルギーの心配がない方
チタン ・軽くて丈夫
・金属アレルギーの心配が少ない
・あごに馴染みやすく、違和感が少ない
・熱を通しやすい
・コバルトクロムより高価
・色が少し暗い
・口を開いたときに金属部分が見えることがある
・加工しにくい
・軽い入れ歯をお求めの方
・金属アレルギーの不安がある方
ゴールド ・壊れにくい
・金属アレルギーの心配が少ない
・加工しやすくあごに馴染みやすい
・熱を通しやすい
・変色しにくい
・価格が高額
・重量がある
・口を開いたときに金属部分が見えることがある
・快適な装着感、自然な味覚、発音や審美性を追求したい方
プラチナ ・壊れにくい
・精密な加工がしやすく、違和感がきわめて少ない
・汚れにくく清潔
・熱を通しやすい
・変色しにくい
・価格が高額
・重量がある
・口を開いたときに金属部分が見えることがある
・快適な装着感、自然な味覚、発音や審美性を追求したい方

まとめ

以上、金属の入れ歯のメリットについて詳しくご紹介をしてみましたが、いかがでしたでしょうか? 金属の入れ歯は、最初に数十万円以上の大きな費用がかかってしまうというデメリットがありますが、保険の入れ歯と比べると機能面では様々なメリットがあります。保険の入れ歯を使い続けている方や、これから入れ歯をお作りになられる方は、ぜひこの機会に一度ご検討してみてはいかがでしょうか?

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