コラム
「入れ歯とバレたくない」目立たない入れ歯のポイント
入れ歯を気にせず笑いたい

町田NI歯科によく寄せられるご相談の一つに「入れ歯が気になって人前で笑えないんです…」「入れ歯だと分かるのが嫌」というものがあります。たしかに、大切な人たちと一緒にいるときは、入れ歯を気にせず過ごしたいものです。
「目立たない入れ歯にしたい」という方のために、以下では自然な見た目の入れ歯を作るポイントについて詳しく解説していきたいと思います。

入れ歯には、一部の歯を補う部分入れ歯と、すべての歯を失った人のための総入れ歯の2つがあります。また、入れ歯は、人工歯という歯にあたる部分と、人工歯を支える床(しょう)という歯ぐきにあたる部分の2つで構成されます。
部分入れ歯は、部分的に歯がない場合に使用される入れ歯で、抜けた歯の上に人工歯のついた床(しょう)をのせて支え、残っている歯にバネ(クラスプ)をかけて安定させます。この固定のためのバネが入れ歯と分かる原因になります。
固定のためのバネを見えない位置に持ってくる方法は、すべて自由診療となりますが、バネに金属を使わない方法、バネではなく磁石で固定する入れ歯(アタッチメントデンチャー)にする方法、バネを使わないタイプの入れ歯(ノンクラスプデンチャー、もしくはスマイルデンチャーと言います)にする方法の3つがあります。
バネを使わないタイプは、最も目立たない入れ歯に仕上げることができ、入れ歯の厚みも薄くなるので違和感が少なくなるというメリットがあるのですが、一方で、バネのある入れ歯と比べて咬む力が伝わりにくい(他の自由診療の入れ歯に比べると機能より見た目を優先しているため)、摩耗が激しい、定期的な作り直しが必要になるというデメリットもありますので、しっかりとご検討をしていただきたいポイントです。
どの入れ歯が良いのかは人により異なりますので、目立たないということ以外に入れ歯にどのような機能を持たせたいか、入れ歯に求める耐用年数はどの程度かなどをお話しいただいた上で、顎の状態や残っている歯の位置、形、本数、かみ合わせのタイプ、咬み方のタイプを診査して、3種類の中からベストとなるものを選ぶことになります。

総入れ歯の場合は、部分入れ歯のようにクラスプ(バネ)は使用しませんが、歯の形や歯の並び、歯ぐきなどの見た目がより一層重要となります。歯ぐきの色や歯の形がお顔に合っていないと不自然に見えてしまい、入れ歯だと分かってしまうためです
たとえば、歯のサイズは、中切歯(前歯)の大きさが顔の幅の約16分の1と言われていますので、それを基準にしてお顔に対して自然な大きさの歯に見えるように調整をしていきます。その際、女性であれば、歯の両角を丸くする、入れ歯の両端のカーブを強くする、などで女性的でやさしい口元を表現することができます。また、顔の形や横顔によっても歯の形状を整える必要があり、お顔やお人柄に合った最適な歯を選ぶには経験とセンスが必要になります。
実際に入れ歯が出来上がってきたら、装着していただく際に以下のようなポイントをチェックします。
自然な見た目をチェックする5つのポイント
- 顔全体の形、横顔の形、性別、年齢などを考慮した歯の形、並びとなっているか
- 入れ歯をつけた状態で笑顔になった際に、リップラインがきれいな曲線を描いているか
- 人工歯や歯ぐきにあたる部分の色合いが不自然ではないか
- 身体の中心に対して、左右対称な入れ歯となっているか
- 口元や鼻の下にシワが寄っていないか
必要な場合には、再び細かな調整を重ねて、満足のいくところまで入れ歯を仕上げていきます。口元への自信は、コミュニケーション上の自信にもつながるかと思いますので、満足のいく見た目となるまでこだわっていきたいポイントです。

良い入れ歯というものは、身体の一部のように感じることができ、人生を前向きにしてくれるものだと思います。もし「入れ歯だと分かるのが嫌」「目立たない入れ歯を作りたい」というお考えであれば、ぜひ一度お気軽に町田NI歯科にご相談いただければと思います。






