コラム
歯周病菌の住処は、歯石とプラークの中だけじゃない?
歯周病菌の供給源として、よく耳にするのがプラークや歯石です。しかし、歯周病菌は歯石・プラークにのみ存在するわけではありません。
以下のように口内の様々な場所に存在しているのです。
歯周病菌が認められる場所
| 歯肉縁下細菌の住処 | 歯肉縁下細菌の分類 | 説明 |
|---|---|---|
| 歯根 | 付着細菌 | 歯石を含め、歯根に付着している |
| 歯肉溝浸出液 | 非付着(浮遊性)細菌 | 歯肉溝に浮かんでいる |
| 歯肉溝上皮 | 上皮関連細菌 | 歯肉溝上皮に付着している |
| 歯肉結合組織 | 組織侵入性細菌 | 歯肉の中にまで侵入している |
では、なぜ、プラーク・歯石だけが広く歯周病の根源として認知されたのでしょうか?
高病原性の歯周病菌の比率が多い場所に問題があります。付着細菌の中で話をすると、多層式に異なる種類の細菌が根面に付着していることが明らかになっています。
また、悪性度の低い菌が根面、介在(リガント)になる菌が次に、その上に悪性度の高い菌が付着して成立しています。
即ち根面の最近は、以下のように整理することができます。
- 根面近くにいる細菌・・・低病原性細菌(善玉菌)
- その次にいる細菌・・・中病原性細菌(どちらともいえない)
- その上にいる細菌・・・高病原性細菌(悪玉菌)
*歯周病菌はグラム陰性嫌気性桿菌

悪性度の高い菌は歯石の上に多く付着していることが要因です。特に古い歯石ほど多くの高病原性細菌が付着していると言えます。歯石以外の住処は洗浄が難しくないことが歯石にのみ注目が集まる理由と言えます。
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