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コラム

  • 2018.1.10

毎日しっかりお口のケアをしていると思っている方に伝えておきたいこと。

~研究データからわかるセルフケアの限界~
一般的に歯科医院で行われているメンテナンスは、歯の汚れ具合、プラークの付着状態、歯石の沈着状態を確認し、歯磨き指導、歯石取り、ブラッシングなどが行われています。
しかし、適切なプラークコントロールとは何か?患者様にメンテナンスの意味がはっきりと理解されていないまま、処置が行われている可能性があります。

メンテナンスの意義について
メンテナンスは、下記の状態を維持する意味において、とても重要です。

①歯周病の再発を防ぐためにはきちんとした管理が必要。
②歯周病の【病原菌】は常在菌として、口腔内に常に存在している。
③歯周病を治療した後の状態は“無害な菌”と“病原菌”の比率が無害な菌の比率が大きくなっており、「“病原菌”の菌の勢力が抑えている」か「“抵抗力”の防御機能で十分対応範囲内の“病原菌”の勢力である」

プラークコントロールが不良なまま放置され、有害な【病原菌】が住みやすく、その勢力を維持できやすい口腔環境に変化してしまうと、歯周病が再発、進行しやすくなります。

従って、『維持』のため、歯周組織の健康を維持していくために、以下のことを確認します。
1.歯周病再発の早期発見
2.歯周治療後の予後の判定
3.全身状態や生活習慣の変化の確認

メンテナンスの目的は、治療によって獲得した歯周組織の健康を維持していくこと、『維持』にあります。(「維持プログラム」と呼んでいる理由です)。歯周病は虫歯のように「治す」というよりも、糖尿病のように「維持」「管理」「コンロトール」する病気だとお考えになると良いかと思います。

セルフメンテナンスで十分?
ところで、メンテナンスはご自身でできるのか?セルフメンテナンスで十分なのか?という疑問が生じます。

セルフメンテナンスはとても大切です。しかし、セルフメンテナンスの限界についても理解しておく必要があるでしょう。

たとえば。歯周病治療の分野で有名なある先生の研究によると、6,12,24か月後の長期的な観察で診ると、2週間に1回の割合で専門的歯周病ケアを受けた群と6ヶ月に1回の割合で診察を受けた群(清掃を受けていない)で比較した場合に歯周組織の維持に差が出ることが報告されています。

Effect of professional tooth cleaning on healing after periodontal surgery.
Nyman S, Rosling B, Lindhe J.
Abstract
The investigation was undertaken to find out whether favourable conditions for healing after periodontal surgery would develop in patients whose oral hygiene was professionally maintained at a high standard. The study was performed on 20 patients with advanced periodontal disease. Following an initial examination, comprising plaque index and gingival index scoring, measurement of pocket depths and loss of attachment, the patients were randomly distributed between a test and a control group. The patients first received professional cleaning of the teeth once every 2 weeks. The patients of the control group were recalled for scaling of the teeth once every 6 months. All patients were reexamined after 6, 12 and 24 months.It was found that the control patients were unable to maintain a high standard of oral hygiene with the result that the treatment of the periodontal disease failed. The patients of the test group maintained a high standard of oral hygiene, and the treatment of the periodontal disease was, therefore, successful.
J Clin Periodontol. 1975 Apr;2(2):80-6.

歯周病ポケット

ポケット深さ、アタッチメントレベルは「歯の歯周病の状態」を示す重要な指標です。
深度は治療の難易度を上げるだけでなく、【病原菌】の細菌フローラ*)を変えていく要因になります。また、アタッチメントレベルは歯の負荷への抵抗性を示す患者様にとって重要な「揺れ」の要因になります。

*「こんなにあるの?歯周病の原因菌の種類と菌の強さを解説」を参照してください。

たしかに、長期的に診ると自分で管理するのも難しく、日常的なメンテナンスで清掃できる部位と、できない部位があります。
大切なことは、私たちの口腔内には一人として同じ人はいないということです。重度歯周病の方には、特に「どこを」「どれくらい」を大切にした清掃指導が必要になります。

予防治療、初期治療という意味ではメンテナンスも治療に含まれますが、メンテナンスは歯肉を切ったりといった大きな痛みを生じるような治療が必要であるものではありません。気軽に、定期的に通院して受診していただきいと考えています。

歯のメンテナンスの詳細や流れなどをご覧になりたい方は、当院HPの下記ページをそれぞれご参照ください。

・歯の定期クリーニングをお考えの方:「予防治療
・歯周病予防をご検討の方:「歯周病予防・治療
・重度歯周病でお悩みの方:「重度歯周病のケア

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